警察庁による例年の統計では、山岳遭難の要因として、道迷いがダントツに高く挙げられており、滑落や転倒によるケガ、病気・疲労が続いています。

グラフ:「警察庁」令和元年における山岳遭難の概況
出所:警察庁 令和元年における山岳遭難の概況

道迷いを防ぐには

  • 事前にしっかり計画を立てましょう。
    特に初めての山は、机上シミュレーションをしましょう。2万5千地形図で辿る。
    標高差は?傾斜は急か?危険箇所は?崖があるか?沢を渡るか?総コースタイムは?・・・
  • 山行中、常に現在の位置を意識し、的確に状況を判断しましょう。
    実際では休みごとに地図やコンパスなどを活用し、現在地を確認しましょう。山頂からの下山方向を間違えると、大変な労力に・・・(意外にできない人が多いですが)。
  • 遭難タイムを意識しましょう。
    事故が起きる魔の時刻は、午後2時半前後、行程の80%を終えた時点(下りが危険)だと言われています。
    足の疲れはかなり蓄積しており、体のバランス感は悪くなっている。もうちょっとで終わるという気の緩みがある。

万一、道に迷った場合

  • むやみにう動かないで、正規ルートのある場所まで、来た道を戻る。
  • 暗闇やガスで視界が効かない場合は、晴れるまで待つ。
  • 沢や谷に下りない。滝が多く危険だ!

ケガ、病気で行動不能になった場合

  • 安全な場所を選び、保温に注意する。
  • 極力ケータイで連絡する
  • 音、煙、光、目印・・・とくかく、自分の存在を知らせる。
  • 他の登山者に救助を求めるか、伝令を頼む。